小林武史によるダイアリー。日々の出来事や、現在進行中のプロジェクトについて、今考えていることなどを綴ります。

代々木VILLAGEの秘密兵器

2011.11.16 00:58

最後に、11月18日オープンには間に合いませんでしたが、
僕としては、秘密兵器と思っているぐらい、
間違いなく人気を集めることになると思うのが
「body kurkku」です。

ここで言いたいことはたくさんありすぎて、
まだまとまらない程ですが、
基本は整体などを含むボディセラピー、リラクゼーションです。
ここは、最初に東京療術学院という学校から
一緒に何かできませんか、という話が
持ちかけられたところからスタートしました。

彼らは、僕たちap bankでの活動をよく知っていてくれて、
そこで何かもっと役立つプロジェクトが
できるのではないかと、発想したのです。

僕たちも代々木VILLAGEに、
自分の体と向き合える場所があるといいなと、
つまり自分の体と心や感情の循環が図れるところ
というようなことになるのかな。

具体的な特徴としては、
西洋医学と東洋医学とのよい部分を
取り入れる考え方がまず上げられます。
東洋のバランスや循環を重んじる考え方と、
悪くなっている部分を、直接治していこうとする考え方を、
敢えて両方受け入れているというやり方。

でも、実際僕らの生活でも日常でも
その両方を実践していますよね。
例えば、食事に気をつけたり、ヨガをやったりしながら、
風邪をひいたら薬を飲んだり、
注射を打ったりする人は、多いじゃないですか。
漢方薬しか飲まないという人もいるかもしれないけれど、
あれは完全な東洋医学ということなんですかね、、、。

それと、このお店の特徴は、身も心も充実するというか、
自分の体を元気にしたり、
リフレッシュしたりするためにやるべきことを、
貪欲に取り入れることですかね。
そのため、整体などの治療院と、
リラクゼーションの間というか、両方というか、
それを実現しようとしています。
そして、もうひとつの魅力は、その値段設定になると思います。

正直、施術や診療院や治療院などの値段並みか、
もしくはそれよりも安い価格で、
もちろん確かな技術による整体やマッサージなどを受けながら、
巷にたくさんある高額なリラクゼーションサロンに、
多分負けることのない環境、雰囲気、
サービスを提供できるということになるとと思われます。
なんとか12月の下旬にはオープンしたいです。
いま、レイアウトやデザインが全て上がってきていますが、
僕は今夜からも、行って疲れを取り除きたいという衝動にかられます。

また代々木のことは書きますが、
最後に、このお店紹介ではお伝えできる余地がなかったですが、
この代々木VILLAGEというプロジェクトを、
最初からコーディネートし、オーガナイズしてくれた
都市デザインシステムの人達に、ありがとうございます、と言いたいです。

それと、もちろんこの機会を与えてくれた
代々木ゼミナール系の人達にも大感謝です。
いろいろ度重なる計画変更や、
実際に魅力作りに対してヒートアップしていった僕らの思いを、
いまは理解してもらえていると信じていますが、
今後もいろいろとあると思います。
この場をお借りしてよろしくお願いします、です。


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小林武史

音楽プロデューサー、キーボーディスト。Mr.Childrenをはじめ、日本を代表する数多くのアーティストのレコーディング、プロデュースを手がける。映画『スワロウテイル』(1996年)、『リリイ・シュシュのすべて』(2001年)、など、手がけた映画音楽も多数。2010年の映画『BANDAGE(バンデイジ)』では、音楽のみならず、監督も務めた。03年、Mr.Chilrenの櫻井和寿、音楽家・坂本龍一と自己資金を拠出の上、一般社団法人「ap bank」を立ち上げ、自然エネルギー推進のほか、「ap bank fes」の開催、東日本大震災の復興支援など、さまざな活動を行っている。