小林武史によるダイアリー。日々の出来事や、現在進行中のプロジェクトについて、今考えていることなどを綴ります。

ツアー終了

2011.05.16 02:01

大阪京セラドームの二日目が終わりました。
途中震災があって、しかもどちらかと言えば
コンセプト要素の強い今回のツアーは
まさに想定外の展開のツアーだったと思います。

だけど、打ち上げでさっき桜井君とも話したけれど、
「最後ドームでよかったと思う」というような話をしていました。
それはまぁいろんな考え方もあるけれど、
このツアーが持っているポテンシャル以上の
オープンな感じがあったということだと思います。
(その時はそれはもちろんいいと思ってやっていたんだけどね)
もともとはどこか閉じているところから
始まっている感じがあったかのようにも思います。

いずれにしても、開いてやっていけるものはどんどん開いてやるし、
まだ騙されているところには力をかけて
なんとか次へ繋がっていける軌道を作って行きたい。

そういえば東北の方も、
さいたまのライブ以降行けていないので
また近々行ってきます。
余裕があるならボランティアも行ってほしいけれど、
でもまずは僕が泥かきしてこようかな。

それと福島。
福島の問題はこれからもまだまだ尾を引きそうです。
実際のところ僕らとしてはまだ何もできていません。
でもいろいろやっていくと思います。
実はいろんな人とちょっとずつは会っているの。
福島の現地の声は重いけど、やらなくてはなと思います。


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小林武史

音楽プロデューサー、キーボーディスト。Mr.Childrenをはじめ、日本を代表する数多くのアーティストのレコーディング、プロデュースを手がける。映画『スワロウテイル』(1996年)、『リリイ・シュシュのすべて』(2001年)、など、手がけた映画音楽も多数。2010年の映画『BANDAGE(バンデイジ)』では、音楽のみならず、監督も務めた。03年、Mr.Chilrenの櫻井和寿、音楽家・坂本龍一と自己資金を拠出の上、一般社団法人「ap bank」を立ち上げ、自然エネルギー推進のほか、「ap bank fes」の開催、東日本大震災の復興支援など、さまざな活動を行っている。