小林武史によるダイアリー。日々の出来事や、現在進行中のプロジェクトについて、今考えていることなどを綴ります。

大阪公演

2011.05.15 01:52

大阪振替公演の初日が終わりました。
京セラドームでのライブでした。
ちょうど昨日から二ヶ月前の震災のことを思い出す事柄がいくつかあって
実際大阪、和歌山を中止にしたことを思い出したりして
特に前半はこうやってライブをやれていることにやや感無量でした。

そのせいかライブはすごく充実した内容で本当に楽しかったです。
まぁ、桜井を含むフロントの動きのために走り込みを増やしてはいるものの、
今回のライブのセットはアリーナツアーのセットだから
ドームサイズとしては、ややシンプルなんです。
だけど、全く問題なくライブができていることは
どういうことかというと、いい状態だということではないでしょうか。
明日も頑張りますが、明日がこのツアーの最後になります。

ちなみに昨日から瀬戸内寂聴さんとの対談がアップされています。
うちのスタッフがなにげに「寂聴さんと対談は?」と言ったところから
いろいろオファーしたりして実現した対談ですが、
とにかく明るいキャラクターが、
いまや不動のタレント性というか魅力を感じさせる人でした。
ぜひ読んでみてください。

それにしても、福島原発一号機の
4,000〜5,000tの汚染水はどこへ消えてしまったのだろうか。
それよりも二号機、三号機がどういった状況なのか気になります。
あまり気にしても仕方がないよな、とも思うけど、
やっぱり気にした方がいい、気にせざるを得ない段階だとも思います。


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小林武史

音楽プロデューサー、キーボーディスト。Mr.Childrenをはじめ、日本を代表する数多くのアーティストのレコーディング、プロデュースを手がける。映画『スワロウテイル』(1996年)、『リリイ・シュシュのすべて』(2001年)、など、手がけた映画音楽も多数。2010年の映画『BANDAGE(バンデイジ)』では、音楽のみならず、監督も務めた。03年、Mr.Chilrenの櫻井和寿、音楽家・坂本龍一と自己資金を拠出の上、一般社団法人「ap bank」を立ち上げ、自然エネルギー推進のほか、「ap bank fes」の開催、東日本大震災の復興支援など、さまざな活動を行っている。