小林武史によるダイアリー。日々の出来事や、現在進行中のプロジェクトについて、今考えていることなどを綴ります。

もうすぐつま恋

2011.07.12 21:14

都内でのリハーサルが終わり、あとはつま恋入りするだけです。

今年は暑くなりそうです。
僕らも十分注意をして本番に望みますが
フェスに参加してくれる人達、フードエリアだけでも来てくれる人達、
みんな健康管理には、くれぐれも注意してください。

エネルギーのことを考えながら、めちゃ暑い夏であります。
考える年として、試練のように、めちゃめちゃ暑い夏であります。

つま恋に入った後、リハーサルから始まるとはいえ、
いろんなことが待ち受けている数日間だけど、
いまの心境は、嵐の前の静けさのようです。

みんなのエネルギー・環境会議

2011.07.10 21:15

環境エネルギー政策研究所の飯田哲也さんと
幸せ経済社会研究所の枝廣淳子さんと僕が中心となって、
そして一緒に首相官邸にも行った
日本サッカー協会理事の岡田武史さんにも声を掛けて、
「みんなのエネルギー・環境会議
(Minna-no Energy and Environment Conference)」
というのを立ち上げました。
愛称を「MEEC・ミーク」と呼んでいます。

陰ながらいろんな方が応援してくれているし、
その中には今後賛同人にもなってもらう人もいるかもしれませんが、
この会は敢えて脱原発の人だけでなく、
広くエネルギーのことを考えていく場として
機能させていこうと思っています。
いろんなメディアにプレスリリースを送りましたので、
ちょっと固くて難しいかもしれないけれど、ぜひ読んでみてください。

詳しくはこちらをご覧ください。

固くて難しいのは、きちんと経産省関連など
官僚とも向き合っていくからだそうです。
僕としては、ここにもっと柔らかめの人達も
いろんな形でくっつけていきたいと思っているので、とにかくよろしくです。

まだまだエネルギーシフトは長い議論が必要だと思われるので、
ぜひみんなにも関心を持ってもらえるようにしたいと思います。

もちろんap bank fesのトークステージでも力を入れますよ。


リハーサル後半です

2011.07.09 14:54

一昨日でミスチルのap bank fesのリハーサルが終わりました。
余裕で良いです。
彼ら4人と僕でやるというのも、板に付いています。

日頃、何役もやっている僕ではありますが
ミスチルの場合、シンプルな構成でやることが
よりバンドの一人一人のキャラクターが出るというのはありますよね。
毎年夏になると、十数人の大群技術集団の「Bank Band」と
対比して思うことです。

昨日は訳合って、小出裕章さんとご飯を食べました。
小出さんというのは、緊急対談でお馴染みの
原子力に対する厳しい反対の意見を持っている学者です。
そんな小出さんと、彼の地元でたくさんのお酒を飲みました。
飲み過ぎだけど、いい感じだったんだよね。

今日からいよいよ最終段階のBank Bandと
アーティストのリハーサルがあります。
被災地もフクシマも原発の再稼働も、
まだまだはっきりしたことが見えないし、
足を引っ張ることばかり起きているような毎日が続いていますが、
確実に前へ進んでいることもあると信じて、頑張ります、、、か。


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小林武史

音楽プロデューサー、キーボーディスト。Mr.Childrenをはじめ、日本を代表する数多くのアーティストのレコーディング、プロデュースを手がける。映画『スワロウテイル』(1996年)、『リリイ・シュシュのすべて』(2001年)、など、手がけた映画音楽も多数。2010年の映画『BANDAGE(バンデイジ)』では、音楽のみならず、監督も務めた。03年、Mr.Chilrenの櫻井和寿、音楽家・坂本龍一と自己資金を拠出の上、一般社団法人「ap bank」を立ち上げ、自然エネルギー推進のほか、「ap bank fes」の開催、東日本大震災の復興支援など、さまざな活動を行っている。