小林武史によるダイアリー。日々の出来事や、現在進行中のプロジェクトについて、今考えていることなどを綴ります。

7月23日、フェスが終わって......

2009.07.23 17:52

フェスが終わってしばらく放心していましたが、
今や、すっかり、多種多様な仕事をしています。
今年のフェスを特集ページで振り返って行こうとも
思っているので楽しみにしていてください。

今年のフェスで思い起こされるのは、なんといっても
矢沢永吉さんです。

とにかくボスは(ボスと呼ばせていただきます)完璧でした。
リハの時も、もちろんすごかったんだけど、それをはるかに上回る
パフォーマンスでした。それこそ例のスポーツクラブでの
出会いとか、全く普段着で話されているように見え、
たぶん考えつくされたパフォーマンスなんだと思いますが、
なにより、そのすべてがお客さん、そしてBank Bandや
そこにいるすべてに向けられた大きな矢沢さんの愛情で包まれていて、
とにかく気持ちがいい、としか言いようがなかったです。
見ている人もそうだったと思うけど。

もしap bank fesがまだ長く続くようだったら、本当に矢沢さんが
最後に歌った「いつの日か」のように、もう一度でいいから
出ていただける日が来ることを願いつつ、
本当に「ボス、ありがとうございました!!」とこの場を借りて
言わせてください。


7月20日

2009.07.20 22:56

フェスが3日間とも無事に終了しました。
とりあえず今、頭が真っ白な状態。
これは恒例の感じではありますが、それにしても
素晴らしい3日間だったという手応えは、身体や
脳裏にしみ込んでいます。
まずは何よりも、3日間、来てくれたお客さんに
ありがとう、と言いたいです。

5年目にして非常にふっきれた感覚があります。
それもひとえに音楽が好きで、どこかでap bankの
真意みたいなものを感じてくれている
みんながいるからだと思います。

なにはともあれ、ありがとう。

また明日以降、詳しく振り返ってみたりします。

7月15日@つま恋

2009.07.15 19:45

今日からつま恋入りで、20日の本番日を終えて21日に東京に帰るまで、
一週間弱のつま恋滞在になるわけですが、どうやら梅雨明けも同時に
したようで、はずみがついて、つま恋での夏がはじまりました。

今日はミスチルのリハ、そしてBank Bandのリハの一部をやり、
明日、明後日のお昼過ぎまでBank Band関係のリハーサルが続きます。
これがまあ、のべ90曲弱の曲数を演奏するわけで、毎年恒例に近いような
つま恋の風景にもなりましたが、改めてすごいことだな、と思います。
(あ、言い忘れてたけど、その90曲弱を全部やるのは、
僕と櫻井だけですけどね。)

でもとにかく今年は台風もなく、若干の雨はあるかも知れないけど、
いい感じに本番を迎えられそうな気がします。

来れる人は本当に楽しんでいってください。
もちろん新曲「奏逢」やります。
本日のつま恋、晴天です。本日のつま恋、晴天です。


NEXT

小林武史

音楽プロデューサー、キーボーディスト。Mr.Childrenをはじめ、日本を代表する数多くのアーティストのレコーディング、プロデュースを手がける。映画『スワロウテイル』(1996年)、『リリイ・シュシュのすべて』(2001年)、など、手がけた映画音楽も多数。2010年の映画『BANDAGE(バンデイジ)』では、音楽のみならず、監督も務めた。03年、Mr.Chilrenの櫻井和寿、音楽家・坂本龍一と自己資金を拠出の上、一般社団法人「ap bank」を立ち上げ、自然エネルギー推進のほか、「ap bank fes」の開催、東日本大震災の復興支援など、さまざな活動を行っている。