第5回 最近、面白くなってきました。2010年4月 2日(金)
子どものころから、バイオリンを弾いていた高橋さん。
通っていた楽器屋さんからの紹介で、最初は楽器販売から
修理の道へと進み12年間お仕事を続けていらっしゃいます。
工房に見習いで入って、最初の頃は毎日ひたすら工具のノミを研く作業に明け暮れていたそうです。

「2年間くらいは、楽器修理をさせてもらえなかったです(笑)」
当初は、毎日目の前の作業のことで頭がいっぱいだったという高橋さん。
「修理という仕事は10年くらい続けてみないとわからないですね〜。
仕事を始めた頃はそれほど強い思い入れがあったわけではないんですが、
続けるうちに楽しくなってきました」
高橋さんが、修理するうえで心がけていることを聞いてみたところ
「できるだけ手を加えないこと」なんだとか。
「ほんのちょっとした調整でも、楽器を弾いている人には感触や音で違いがわかるんです。
逆に違和感を感じて弾きにくくなる可能性もあるので、些細な作業にも慎重になりますね」
数ミリ単位にもこだわる細かさに、そばで拝見しているだけでも気が遠くなりそうでした。
「(笑)。修理したあとお客さんにチェックしてもらうんですが、
目の前で喜んでくれる顔を見たときはやっぱり最高ですね。
確かに緻密な仕事だけど、演奏家に一番近い場所にいられて
コミュニケーションできるということに幸せを感じます」
取材中も、工房から顔を出し、訪れた常連のお客さんと楽しそうにやりとりをする姿に、
高橋さんが仕事に対してやりがいを感じているのがひしひしと伝わってきます。
取材を終えて外へ出てみると、すでにとっぷりと日が暮れ暗くなっていました。
帰り際、お店の外から眺めてみると、ゆっくりと、そして慎重に仕事を続ける職人さんの姿が見えます。
その場所だけまた別の時間が流れているようなとても穏やかな風景でした。

IL VIOLIN MAGICO(イル ヴィオリーノ マジコ)
東京都渋谷区千駄ヶ谷 5-3-16-1F
AM11:00 〜 PM7:00
定休日:木曜
03-5368-1250
または
0120-878797
詳しくは、こちらのホームページをチェック!
今回のバイオリンの修繕レポートはこれにておしまい!
そしてずっと読んで頂いていたこの「修繕ばんざい」も、これをもって終了となります!
便利で安くて使い捨てのモノがたくさんある現代ですが、
それでも街を歩くと、こうして古いもの、壊れたものを大切に大切に修繕・修理してゆく
匠(たくみ)たちが、まだまだたくさんいることに、気づいて頂けたでしょうか!
もしあなたの持ち物が壊れたとき、「捨てようかな...」と思ったとき、
この「修繕ばんざい」を思い出して下さいね。
それでは、長い間ありがとうございました!
長い間ありがとうございました!






























