その5 スパイスだけでつくるホワイトカレー

色がきれいなのは夏野菜の専売特許だとばかり思っていたが、秋にとれたこの野菜たちの姿を見たら、えこひいきをしてはいかんな、と考えを改めてしまう。
大きな小麦粉の空き袋にどっさりと野菜をいただいて帰宅。さて、このままでは我が家の冷蔵庫には入らない。英次郎さんからにんじんなど葉として食べられるものの簡単な調理方法を教わってきたから、まずは、葉を切り分けてざっと水洗いすることに。スーパーでは処理された野菜ばかりが並んでいるからこの作業自体が新鮮だ。ほどなくバットに野菜が並んだ。

さて、どんなカレーを作ろうかな。単純に全部煮込んで市販のルウを混ぜちゃうだけでも美味しいカレーができちゃいそうな勢いだったが、あのルウの茶色い世界でこの野菜たちの色を台無しにしてしまうのはもったいない。スパイスだけで作ってみよう。色がにごりそうなパウダースパイスをできるだけ避け、丸のままのスパイスを使ってその香りを油に移す。野菜と炒めてお湯で煮込んで......、仕上げはこのココナッツミルク。

さっと煮立てればホワイトカレーの完成だ。

野菜の甘みがよく出ていておいしい。
鈴木農園さん、ありがとうございました。
(第二回 おしまい)
<東京カリ〜番長とは?>
東京カリ〜番長は、カレーをコミュニケーション・ツールとして「ハッピーな空間」を作ることを目標に活動している出張料理ユニットである。日本各地のイベントやクラブなどに出張し、創作カレーを販売。「二度と同じカレーは作らない」ことをポリシーとしている。主に「調理主任」の水野氏名義で20冊近くの著書を発表しているほか、メーカータイアップの商品開発やカレー店へのレシピ提供など実績多数。































