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たくさんの魚たちが住める海を取り戻したい! 海中清掃から始める環境保全活動。 ecoreso

ap bank融資先/第7期&8期取材レポート

NPO法人 愛夢

太陽が眩しく照りつける初夏のある日、渡邊さんは大瀬崎の海中地形調査を行っていた。
調査は、現在計画中である漁礁設置ポイントの探索とデータ収集のために2カ月に1日、干潮時と満潮時に行っている。

ここ大瀬崎は、台風など天候の影響をほとんど受けることなくマリンスポーツを楽しむことができる人気のスポット。渡邊さんもスキューバダイビングのインストラクターを始めた当初から17年間ほど通っている。

「陸から見るときれいな海ですが、年々汚染が進んでいます。昔は珍しい魚や植物がたくさんいましたが、すっかり減ってしまいました。そこで、再び魚たちが住みやすい海を取り戻したいと、2004年にNPO法人 愛夢を立ち上げたんです」。

海水汚染の主な原因は生活廃棄物だ。北東の風が吹くと隣海岸から多くの廃棄物が大瀬崎に流れ着くという。

「立ち上げ当初は、ジュニアのスノーケリングの生徒たちとビーチクリーンを主に行っていました。その後、大学でのスキューバダイビングの実習で学生たちと海中清掃を行うように。今では、子どもから大人まで年間約300名が大瀬崎のゴミ回収作業に携わっています。少しずつですが、海はきれいさを取り戻してきています」

現在、海岸と海中の清掃活動に加えて、魚たちのすみかである漁礁の設置を計画中だ。

「漁礁の設置には、行政の設置許可を受けるなどいくつかクリアしないといけないことがあります。大変な作業も多いけれど、その分やりがいもありますね」。

漁礁には廃タイヤを利用する予定。無事に漁礁を設置することができたら、漁礁の周りには光合成率が高く魚たちのすみかにもエサにもなるアマモを移植しようと計画している。

「私たちの小さな活動が大瀬崎の美しい海を取り戻し、さらにモデルケースとして全国に広がっていけばいいと思っています。また、ビーチクリーンや海中清掃に子どもたちが携わり実感することで、環境問題について考えるきっかけになってほしい。
失われたものを取り戻すのは容易なことではないけれど、小さな活動が波紋のように全国に広がり、そして次の世代へと繋がっていくことを願っています」。

NPO法人 愛夢
静岡県・沼津市
第8期融資先

ニュース提供: eco-reso web編集部 - 「つながり」がみえるウェブマガジン「eco-reso web」の運営チーム
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