fes’08の会場で出た生ゴミが豚の食料に! ap bank fes’08 ごみの行方(1) 
ap bank fes’08では、ごみの分別/回収が行われ、燃えるごみと燃えないごみの一部を除いてリサイクルされている。
そのリサイクルの現場を取材した。
私たちの食べ残したものは豚のえさとなり、それを食べて育った豚は100kgほどになると出荷され、ふたたび私たちの食卓にのぼる。
豚たちの糞は、米農家からもらった”もみがら”と少しの種菌と一緒に混ぜて堆肥となり、お茶やみかんを育てる栄養剤となる。
ここ、ひがしぐるまでは、豚を介して”食べものの循環”が行われているのだ。
生の残飯は、袋井市・掛川市・菊川市といった周辺地域から毎日運ばれてくる。収集、運搬によってCO2が余分に発生してしまうのを避けるため、遠くからではなく地元から回収し、周辺地域での循環にこだわっているのだ。
そうして集められた生の残飯は、スタッフの手で骨や卵の殻など豚が食べないものを取り除いて、豚の飼料となっている。
「生ごみの回収先には、きちんとした分別をお願いして契約をしていますが、残念ながら豚が食べられないものが混ざっていることがあります。なかでも多いのが、つまようじ。もし豚が食べてしまったら危険ですよね。
生ごみに限ったことではありませんが、そのごみがどのように処理されて何に利用されるのかが分からないのが問題なんだと思います。回収されたその先を知らないから、分別の意味も分からずそのまま捨ててしまったりするんだと思います。自分の食べ残したものが、後に豚が食べると分かっていたら、つまようじは一緒に捨てないですよね」。
「それから、工夫することも大切です。例えば、スーパーの試食で使うつまようじをスパゲティに代えれば、残飯につまようじが混入することはなくなり、リサイクルしやすくなります。『生ごみ』ではなくて『豚のえさ』という表現に変えるだけで、回収後の行き先が分かりやすくなります。そんな風に、社会の”しくみそのもの”を変えていけたらいいですね」。
ap bank fes’08で出た生ごみも、ひがしぐるまで飼育されている豚の飼料に生まれ変わる。
「ap bank fes’08で回収した生ごみは、年々、分別がしっかり出来てきれいになっています。参加者の意識が私たちの想いと深くつながってきていることの現れかもしれませんね」と、松浦社長から嬉しい言葉が。
ap bank fesの参加者、出店者ひとりひとりの行動が、こうして”食べものの循環”を生み出す大きな力になっている。






