自然や星を感じることで日常が変わる。       テーマ「星を感じて暮らすこと」出演者:石川直樹さん ecoreso

    ap bank fes’08の会場で行われた、環境についてさまざまな視点から私たちの未来につながるトークセッション「ap bank fes’08 dialogue」。
    その多彩なゲストの方々に、出演後に聞いたミニインタビューシリーズ。


    <石川直樹さんプロフィール>
    写真家。1977年東京都生まれ。2000年、Pole to Poleプロジェクトに参加して北極から南極を人力踏破、2001年、七大陸最高峰登頂を達成。人類学、民族学などの領域に関心をもち、行為の経験としての移動、旅などをテーマに作品を発表しつづけている。先史時代の壁画をめぐる旅をまとめた「NEW DIMENSION」(赤々舎)、北極圏をテーマにした「POLAR」(リトルモア)の2冊により、日本写真協会新人賞、講談社出版文学賞を受賞。11月26日より銀座ニコンサロンにて、個展「Mt.FUJI」を開催。11月末に写真集「VERNACULAR」」(赤々舎)、「Mt.FUJI」」(リトルモア)が二冊同時に刊行される。著書に「いま生きているという冒険」(理論社)、「この地球を受け継ぐ者へ」(講談社)ほか多数。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。多摩美術大学芸術人類研究所研究員。
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    Q.自然や星を感じることとはどのようなことでしょう。

    A.ap bank fesの会場で芝生にころがって空を見ていたら、すごく気持ちよかったんですが、そういう感覚がちょっとでも日常の中にあるといいですよね。
    毎日、水平方向でしか自然に向いていないけれど、それが垂直方向に向いたときに今までとは違うことを感じられると思います。物事の視点が変わるというか。

    そんな風に、自然や星という、すごく遠く離れているところにある、イマジネーションの範囲を遥かに超えて存在するものを日常生活の中で感じてみると、今までとは違う発見があって毎日がもっと面白くなるんじゃないかと思います。

    Q. ap bank fes’08のオフィシャルTシャツになった写真はどこで撮影したものですか。

    A.アルジェリアの砂漠地帯にあるタッシリナジェールという谷です。写真に写っている木は、タッシリナジェールの谷に数本だけ生えている。
    その砂漠地帯は、昔はジャングルだったところなんですが、今は温暖化の影響で木は枯れて森がなくなってしまいました。そんな中で、わずか数本の木だけが、地下の水脈から水を吸い上げてなんとか生き残っている。一見ただの木なんだけど、実は気候変動の影響を直に受けている象徴的な樹木なんです。

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