言語の発明以前にあったコミュニケーションツールは“音”だった。 テーマ「星を感じてくらすこと」出演者:佐治晴夫さん 
ap bank fes’08の会場で行われた、環境についてさまざまな視点から私たちの未来につながるトークセッション「ap bank fes’08 dialogue」。
その多彩なゲストの方々に、出演後に聞いたミニインタビューシリーズ。
<佐治晴夫さんプロフィール>
理学博士/宇宙物理学者。1935年、東京生まれ。東京大学物性研究所、NASA特別研究官、玉川大学教授などを経て2004年4月から鈴鹿短期大学・学長。量子論的“無”のゆらぎからの宇宙創生理論で世界的に知られるが、1977年、NASAの太陽系・外惑星探査機・ボイジャーに地球からのメッセージとして、バッハのプレリュードを搭載したこと、地球外文明E.T.との交信には、音楽を使うことの提案などでも知られる。現在は、宇宙研究の成果を平和教育のひとつとして位置づけるリベラルアーツ教育の実践を行い、その一環として、全国の学校への特別授業行脚、さらには、サイエンスポエム、音楽などをとおして、癒しとしての宇宙教育、コスモスセラピーを提唱している。著書として「からだは星からできている」、「宇宙の不思議」、「夢見る科学」など多数。
Q.ap bank fes’08の感想をお聞かせ下さい
A.こんなにたくさんの人が一カ所に集うという野外イベントに始めて参加しましたが、ここで感じたのは“音楽”の力の大きさです。
音を通して多くの人たちの心が結ばれていくのを体感し、言語以前にあるコミュニケーション手段が“音”なのだということの再確認になりました。
それと、太陽が隠れたときに風が吹いてきましたね。太陽光がさえぎられることによる気温の変化が原因ですが、自然科学者としてとても興味深い体験でした。
Q.環境問題について意識はあっても、なかなか実行できない人が多いと思います。どのようにしたらもっと気軽に取り組めるようになるのでしょう。
A.最初から大上段に振りかぶってしまって、「こうやらなければならない」と思ってしまうと、途中で挫折してしまいがちです。
たとえば、電気の消費量を少なくしようというのであれば、まずは実際に自分で使用電力量のデータを毎日、記録しながら、その推移を実感することが最善の方法です。
体重を減らそうというときに、0.1kg単位で計れる体重計があれば、今日は0.1kg増えたとか減ったとか、実感できますよね。それと同じです。
まずは、自分にとって無理にならない範囲で目標を作って始めてみることがもっとも効果的な最初の一歩だと思います。





