“食べる”は、人を良くする、地球を良くする。 テーマ「つながる地球」出演者:竹村真一さん 
ap bank fes’08の会場で行われた、環境についてさまざまな視点から私たちの未来につながるトークセッション「ap bank fes’08 dialogue」。
その多彩なゲストの方々に、出演後に聞いたミニインタビューシリーズ。

<竹村真一さんプロフィール>
文化人類学者。1959生まれ。京都造形芸術大学教授。Earth Literacy Program代表。東京大学大学院文化人類学博士課程修了。20代には世界約70カ国を踏破。地球時代の人間学を考究しつつ、ITを活用した独自な地球環境問題への取組みを進める。‘96年に制作したウェブ作品Sensoriumは電子アートの登竜門アルス・エレクトロ二カでグランプリ受賞。その後、世界初のマルチメディア地球儀「触れる地球」(05年グッドデザイン賞・金賞)や「100万人のキャンドルナイト」、ユビキタス携帯ナビ「どこでも博物館」(05年国連情報社会サミット日本最優秀賞)などをプロデュース。著書に「呼吸するネットワーク」(岩波)、「宇宙樹」「22世紀のグランドデザイン」(慶応大学出版会)、「ひとのゆくえ」(求龍堂)「water[水:mizu]」(ワールドフォトプレス)など。
http://www.elp.or.jp/
Q.普段に生活していると地球を感じたりイメージすることは難しいことだと思います。どうしたら日常生活の中で地球とのつながりを感じられるのでしょう。
A.“食べる”という行為から地球を感じるのが、一番リアリティがあると思います。多かれ少なかれ、僕たちは日々、地球を食べて飲んでいるわけですから。
日本の食料自給率を上げなくちゃいけないと分かっていても、たとえば日本食のお弁当に入っている食材のほとんどが海外から輸入したものだったりしますよね。自分たちが食べるものが、どこから来てどのように作られたものなのかを意識してきちんと選ぶ。そうすれば、地球とのつながりも自然と感じられると思います。
“食べる”という漢字は、人を良くすると書きますが、きちんと選んで食べれば、人を良くしながら地球も良くすることにもつながると思います。
それから、地球をリアルに感じられるものとして、僕がプロデュースした「触れる地球」というデジタル地球儀があります。
今ある「触れる地球」は、実際の地球の1000万分の1のサイズで、直径1.28m。家庭用としてはちょっと大きすぎる。
現在、家庭でも楽しめるようにとその小型版を試作中です。
自分の家にいながらにして、地球の動きや世界とのつながりを実感できるようになる日が近々くるかもしれないので、楽しみにしていてください。




