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梅廃液からエネルギー回収へ—和歌山・みなべ町 ecoreso-kankyou

和歌山県みなべ町は、日本一の生産量を誇る地域の特産品である「梅」を活用した新エネルギー戦略を推進する。梅の調味廃液を処理する過程で発生するバイオガス(メタンガス)を発電や熱利用に使うほか、切り取った梅の木の枝を資源化し有効利用していく方針。今後、モデル事業の実施に向けて、町民、事業者、行政、地元NPO及び専門家など関係者からなる推進協議会を設置し、エネルギー化施設の整備も含めた検討を行う。

みなべ町では年間三万tの梅を生産しているが、梅製品に加工する過程で約一万tの調味廃液が発生している。そのうち四六〇〇tは有効活用されているものの、半数以上に当たる五四〇〇tは廃棄処分されている。また、その処分方法としてこれまで海に捨てていたが、国際的な取り決めにより、それが昨年四月から原則禁止となったため、陸上処分に切り替わっており、より効率的にリサイクルする手法の開発が求められている。更に、梅を栽培する過程で発生する切り取った枝も十分に活用されておらず、年間約六五〇〇tの枝が放置されている。

このため、みなべ町では、梅調味廃液や切り取った枝を有効活用するための調査を実施した結果、事業化する可能性が十分あることが分かり、このほど策定した新エネルギービジョンに盛り込まれた。

今後の具体的な計画については推進協議会などで検討されるが、梅調味廃液を対象としたモデル事業として、一日当たりの処理能力が二五〇〇tのエネルギー化施設を作り、そこでバイオガスを作るためのテストを行っていく予定。

2008年4月16日掲載記事

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